先日、交番のお巡りさんに住所、氏名や連絡先などを聞かれる事がありました。いや、決して悪いことをしたのではないですよ。(笑)
身体を深く「くの字」に曲げながら、椅子型の買い物カートを押して歩いているおじいちゃんのズボンが今にもずり落ちそうだったので(お尻がほとんど丸見え!)、思わず声をかけたんです。
あのぉー、ズボンが落ちそうですよ!風邪ひいちゃうから、ちゃんと履きましょう
!ってね。わたしが身体を支えようと手を貸してなんとかしようとしていたら、一人の女性が駆け寄ってくれて、今度は二人で、よいしょ!
ところがどこか具合でも悪かったのか、おじいちゃんはうまく自分の身体を支えることができなくて、そのまま地面にへたり込んでしまい、起き上がれない様子。さぁ大変!
その間に5,6人女性が集まり(店の従業員や通行人、ヤクルトおばさんまで!)交番に知らせに行く人、救急車を呼ぶ人、おじいちゃんの頭の下に敷く膝掛けを持ってきてくれる店員なども現れ、まるでドラマのワンシーンのようでした。
その後、救急車にストレッチャーで運ばれるおじいちゃんを見届けて、皆それぞれに軽く会釈しながら解散しました。(大事にいたっていないこと願います)
残った私は第一目撃者ということでお巡りさんに先の「インタビュー」を受けた訳なのです。
さて、この小さな事件があった帰り道、ほんの一瞬ですが、ある思いで胸がいっぱいになりました。
人のお役に少しでも立てたのなら嬉しいけれども、むしろわたしは人のお役に立つ機会を、チャンスを頂いたのかもしれない、と。
そう!私が何かを「やってあげた」のではなく、人のために何か役立つチャンスを私が「頂いた」のだ、と。
普段のわたしがよく思うのは、「やってあげたのに・・」とか「お礼がないのは失礼だ」的なことです。(笑)
この二つはまるで違うものです。本当にこの時はありがたいなぁ、という思いで胸がいっぱいになりました。
そういえば、同じようなことをテレビで話していた年配の方がいたのを思い出します。先輩方はいろいろなことを経験上、ご存じなのでしょうねぇ。そして、そういう方達はたいがいいいお顔をされています。
自分の身の回りで様々に起きていることを観る時の参考に少しでもなれば嬉しいです。
きょうも読んでくださいましてありがとうございます。
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