暑かった夏が終わり、ようやく涼しくなったので、先日電車で1時間ほどの所にある林道と低山ハイキングに出かけました。
ところが、林道の先にある沢にはほとんど案内標識がなく(あっても字がかすれて読めない)迷子になりそうに!
周りに人はいない、スマホの電波は入らない、スニーカーは泥だらけ・・。まだ日は高いはずなのに、谷底にある沢はかなりの日陰。蛇が水辺に入る姿を目撃。そしてふと顔をあげると「遭難多発」という看板。
どんどん心細くなるばかり。こうなったら来た道を戻ろう!と決めて足早に沢を歩いていたところ、現地を熟知している地元の方に助けてもらい、無事に目的地まで行けました。やれやれ
親切なその方に面白いことを教えてもらいました。いや、もしも本当に遭難したら大事なので「大変重要な話」と言ったほうがよい。どう見ても素人のわたしの今後のために言ってくれたことは間違いないです。
晴れてても雨合羽の用意。空が明るくてもヘッドライトの用意。笛と充電器、電波の入らない所でも使える地図アプリの用意。例え使わなくても、人はそれらを持っているだけで安心する。不安が募るとパニックになり、足の捻挫、手首の骨折をしかねない、と。
人は誰でも食べ物と水、飴くらいはリュックに入れてくる。万が一道に迷ってもこれで少し安心感がある。ところが水を持ってないと、喉が渇いてなくても水を飲みたくなる。だけど持っていない、どうしようどうしよう・・・そうやってますます不安になる、というのである。
事前に備えることの大切さを身にしみて感じた日でした。
さてあれから10日ほどたって、あることを思いました。
突然の災難、心の遭難の可能性はいつでもあるのではないか、と。職場の人からひどく厳しい(時に人格を否定されるような)態度をとられることや、身近な人(時には家族)からの拒絶などなど。
そしてそんな時、とっさに対応する方法を持っているだろうか?逃げるわけでもなく、相手と戦うわけでもなく、受けた心身のショックを和らげる術を身につけているだろうか?
そんな疑問が浮かびました。これはぜひとも事前に対応方法を知っておく、それを備えた方がよいのではないか。
例えば
しばらく深呼吸をする
いったんその場を離れる
身体のどこに緊張があるかを感じてみる
そのときの感情を口に出してみる
重心が下にあることを意識する(グラウンディング)
気分転換をする(散歩、寝る)
などなど、
自分にはいくつも対応する方法があることを知っていれば、いざその瞬間が来たとき、丸腰でいるよりは心に余裕が生まれるはず。
不安、パニックになることが悪いという訳ではないですが、そのことで心が迷子になることはなるべく最小限にしたいものです。
今日も地に足をつけてゴキゲンにお過ごしください♪
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