こんにちは。
このあいだ対話に関する本を読んでいて、気持ちがヒヤッとする箇所に出くわしました。やはりそうなのか、と思うとともに「自分の場合だけは違う」という淡い期待がみごとにざーっと流れていくような感覚を味わいました。
『「人は変わらない」というのは幻想です。
「前はこうだったから、きっとこれからも変わらず同じ」というのも幻想です。
たとえ友達でも家族でも、人は「唯一の性質をもった主体」。そのことを受け入れることから自分自身も「唯一の性質をもった主体」であることを自覚する。この過程には絶望と孤独の感情が伴う。』
このような文章に出会って(「あなたの人生が変わる対話術」泉谷閑示)一瞬ヒヤリとして、それからこれまで私が変わって欲しくないと思う相手とどんな関わりを持っていたかを、振り返ってみました。
こんな感じです。
前はある事柄に対して、お互い共感をし、思いや気持ちを楽しく分かち合っていたのに、ある時からお互いの間にあったあの「空気間」がなくなっていることに気づく。すこし焦る。さみしさも感じます。
そして何があったのか?と原因を探し、頭で納得しようとする。自分のせいなのか?何か気に障ることをしたのだろうか?と少し考える。
答えが見つからないとき、今度は相手を責めます。そういえば昔からわがままなところがあった、人の気持ちがわからないことがあった、等と自分の考えを正当化するような証拠を過去に探しはじめます。(私はこちらのほうにエネルギー費やす傾向あり!)
それでも数ヶ月もいや数年間も相手との「空気感」が変わらないと、じょじょに無力感を感じ、あきらめの気持ちがどよんと居座ります。
ちょうど、そんなときに出会った文章でした。ちょっと突き放されたような感覚だったけど、正直すこし気持ちがスッキリしました。
相手のことを「唯一の性質を持った主体」、「ユニークな存在」として捉えていなかったのです。そのことを尊重していなかったのです。頭ではわかったつもりでも、相手も変わることがあることを受け入れていなかったのです。(自分のことは棚に上げて!)
いま味わっているこのさみしさや孤独な思いは、わたし自身こそが「唯一の性質を持った主体」であることを自覚することを促してくれています。
今回も読んでくださってありがとうございます。
何かご自分と周りの人との関係を振り返る機会に少しでもなればうれしいです。
今日も地に足をつけてゴキゲンにお過ごしください♪
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10月2日(日)12:00-14:00
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