こんにちは。
先月わたしは、両目の白内障手術を受けました。新しい水晶体となる人工レンズはいろんなものをはっきりと、そして明るく見せてくれて感動しています。
それでもレンズを入れた当初は、とくの手元に焦点を合わせるときに戸惑いました。本や新聞をどのくらい遠ざけるとよく見えるのかを今でも色々試しています。
そのことを眼科の医者(執刀医ではないかかりつけの医者)に話したら「もともと人は(対象のものを)目で見ているのではないんです。脳で見てます。」と言われてびっくりしました!
「だから焦点を合わせる練習をし、脳にそれを学習させます。新しいレンズに適応するためにいま視神経が伸びているところです。」これはたぶん比喩的な表現だと思うけれど、「脳で見ている」という表現はインパクトがありました。
「せっかく高いお金を払って手術をしたのに思ったように見えない、と手術して何年たっても不満をいう人がいる。」という話もしてくれました。
もちろん、手術の失敗を正当化するために医師がこのような表現することは間違っています。しかし手術が成功しても、その結果をどう評価するかは手術を受けた方の性格や気質によって違うということを伝えたかったのだと思います。
このやりとりの中であっ!と思いました。メガネなしでは、ほとんど何も見えていなかった私が(ど近眼)今こんなにも鮮明にものが見えているじゃないか!我が家の台所の蛍光灯があまりに白いことに驚いたじゃないか!(それまでずっと黄色にだと思っていた (..;))
ある状態に対して「まだまだ、足りていない」と捉えるのか「今この瞬間はこれで十分だ」と捉えるのとでは、気持ちに大きな違いがあります。
今回の体験をとおして、「今あるものに対する感謝を大切にね!」と言われたような気がしました。(あ、眼科の医者にじゃないですよ。)
自分の脳とも仲良くしたいとおもいます。
今日も地に足をつけてゴキゲンにお過ごしください♪
いつも読んでくださいましてありがとうございます。
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