わたしたちの頭の中は日ごろいろんな言葉が飛び交っています。ちょっと目をつぶって、しばらく自分の心のささやきやつぶやき、独り言など、何と呼んでもいいのですが、それらに聞き耳を立ててみると、実に面白いです。
物事上手くいかない時に発する小さな「ちぇっ!」や「くそっ!」
こどもや家族が言うこと聞いてくれない時の「いい加減にしてよぉ!」「バカにしてるのか?!」
非難されたときの「ひどい!わたしばかり」「嫌われてるんだ、わたし」など
この頭の中の独り言やつぶやきを、脳はなんとか理解し、記憶し定着しようとします。そして頭の中に刷り込まれます。けなげですよね。
でもその刷り込まれた内側の言葉(別名、思い込み)が、自分の気持ちに大きく影響していることには無頓着です。気分が悪い!居心地が悪いとか、モヤモヤする!という気持ちや感情の手前には必ず、「頭の中の言葉」があります。
次に起こることは何か?その気分や感情が自分の行動に影響をします。行動のパータンに影響します。行動が結果をもたらします。最終的にはこれが習慣になります。
心理学者によると、人の行動の少なくとも90%は習慣によるものだそうです。
それだけ、その背景にある頭の中の言葉に注意をむけることは大切です。
もしも、自分が今味わっている気分、感情を変えたいと思うのなら、日々をさらにゴキゲンに過ごしたいなら、自分の内側の言葉を変えればいいのです。
すこしポジティブなものに変えてみます。試してみてください。
効果はてきめんです。
全身の細胞が、脳がその言葉を理解し、記憶しようとします。
「人間の認知は論理的ではない」幸福学 前野隆司
わたしが最近試していることがあります。一日の終わりに「あぁ、今日何もしないうちに終わっちゃった。これじゃ、ダメだぁ」的な事を自分が数日つぶやいていることにはっと気づきました。そこで、一日の終わりにつぶやきたい言葉を実際に口に出して色々と試してみたんです。
しっくりくるのが見つかりました。「今日もすこし前進、ありがとう」という言葉です。数回頭の中でつぶやいたら、もう気分が軽いんです。ちょっと笑みもうかんで、びっくり。
広い視野(たましいの領域も含む見方)にたてば、私たちは存在しているだけですでに素晴らしく、深い感謝に値することです。だからこそ、自分の内側の言葉と自分の気分や感情が密接に関係していることを知っておくことは価値があります。
今日も地に足をつけてゴキゲンに過ごしましょう♬
★12月6日(日)「立ち止まって観る」ワークショップでは、「頭の中の口ぐせ」をテーマに行います。
↓Facebookの「いいね!」はこちらになります。